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★ 篠塚澄子さんと行ったイタリア・ギリシャツアー 

 
   
 
澄子さんと行ったイタリア・ギリシャの旅(2001年6月)
 
 13、夕日は待ってくれないー カプリ最後の夜


 いよいよ、あっという間に4日間が過ぎてカプリ島との最後の夜が来た。
夕食はクーチョロへ。オープンカーのタクシーに乗り、クーチョロの店に一番近い場所で降ろされた。
車が通る道からは歩いてクーチョロまで行く。少し歩く。3年ぶりで来たので記憶が不確かになり道を間違えて迷ってる間に、夕日はどんどん傾き海に沈みそうになる。
あ。沈んだ〜。その瞬間、まだレストランを探してさ迷っている途中だった。
レストランの海側の席でゆっくり夕日が沈むのを眺めるはずが、少し時間が遅過ぎた。
夕日は私達を待ってくれなかった。
これは、笑っては済むまい。
あと30分早く出ればよかったかな?
などと後悔した。ではこれはまた3度目の楽しみにとっておこう。
なんて、納得する場合ではない。
皆おしゃれしてるのに、道に迷わせてしまった。真っ赤な夕日も沈むのは見れたが、立ったままだし。
カプリ最後の夜、カプリ島の良き思い出をとここのレストランのロケーションを選んだ。
そして、最高に美しい夕日が海にだんだんと沈んでいくのを眺めながら、カプリの夜が満ちていくのをアペリティフでも飲んで楽しんでいただこう。そしてその後はおいしい夕食を楽しんでいただこう。
だけど、参加の皆さんに最高の思い出を残してあげられなかった。
夕日は待ってくれなかったから…
どうして?どうして夕日は待ってくれず、最後の夜をキメルことができなかったのだろう?
   …?
それは、特別なカプリ島の休日の、最後の晩にしてはあまりにも、惨めな出来事だった。私は内心、待ってくれなかった夕日が沈んだあとの暗闇の宵に、太陽と一緒に体中の血の気がサーッと水平線のかなたに引いた思いだった。「がっくり」
だが、わがツアーに参加の方々(もちろん澄子さんも含め)には、寛大にしていただきありがたく思いました。
「夕日きれいだったわよね。それ、見れたからいいわ。」と言ってくださる言葉に励まされた。
それは、私のリサーチ不足が原因だった。道に迷って時間をロスしたことも確かだが、
日没時間を30分間違えたのだ。9時だと思っていたが
夕日が沈んだのは午後8時半だった。
そんなこと、前の日にわかりそうなものだし、午後の時間に下見にそのレストランに行っておけばよかったのにと後では考えられるが、その時は思いもつかなかった。
他に気を取られることがたくさんあって、肝心なところを見落としてしまったという感じ。
多分、次回からはこんな失敗はしないと思う。ツアー中、主催者として最も反省したことでした。
 とはいえ、日没後クーチョロに着く。3年前来た時とは、少し建て増しして大きくなっていた。
雰囲気も変わっていた。だが、着席しているお客さんたちは結構おしゃれしている。
海側の席に座っている大人のカップルの女性の方は、ブロンドの髪を結って、肩にジャケットをかけている、その横顔の美しさといい雰囲気といい女優のようだったりして、他人ながら見ていてうっとり。
男同士のアヤシイ感じのカップルもいたりするが、みな身なりはきちんとしている。
私達は、その日は風が強く肌寒かったので、室内で食べることにした。
私は念願のカニのスパゲティーを食べることができた。
澄子さんは薄い柔らかい生地の黒いワンピースに赤いシフォンのスカーフを肩から掛けて、髪は結って完璧状態。いつもの白い澄子さんとはまったく違う風情だが、
タクシーに乗り込むときにも、姿勢からして堂々としてきれいなので広場で人目を引いた。
みんながおしゃれをして、特別な夕食をとる。それはなんて気持ちがいいことなんだろう。
夕日は待ってくれなかったが、主催者の私としてはこれを機会におおいに反省し、次回こんなツアーを企画することがあれば、今度はポイントを外さないようにしようと思いました。
参加者の方々、ごめんなさい。


   
 
   
 
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