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★ 篠塚澄子さんと行ったイタリア・ギリシャツアー 

 
   
 
2002年6月23日 澄子さんと行ったイタリア・ギリシャの旅
 
〜13、海の見えるレストラン
 

私は初夏になると、イタリアに無性に行きたくなる。
もちろん日本の初夏も素敵な季節で大好きなのですが、この初夏のいい薫りのする風に乗って風が私をイタリアに連れていってくれないかしらとふと、私の意識はイタリアにワープしてしまう。
イタリアの初夏もそれはそれは美しいのです。
手入れをされた色とりどりのバラがあちこちの家の庭に咲き、野生の赤いポピーの花が野原を彩りニセアカシアの白い花がむせぶように香る。あ。これはイタリアでもトスカーナ地方かな?
ここで少し時間をを6年前に戻させてください。私とカプリ島とに出会いは6年前の1996年のことでした。その時のカプリ島で感じた心地よさや、ソラーロ山から見た絶景に感動したりしたことが今回のツアーの原点でした。
 96年にカプリ島にはじめて行ったときは、1星のアナカプリ地区のホテルに泊まった。
その時、ホテルから歩いて行けたレストラン「クーチョロ」。
おいしいレストランだよ。と地元の人から聞いていたので、帰るまでに一度は行ってみたかった。
しかし、その時に一緒だった友人と私はバックパッカーの旅でしたから優雅に贅沢な旅ではなかった。
そのレストランの存在を知る前に、アナカプリで夕食の買出しを2日分してしまった後だった。
パンと南イタリアのワインの中で赤の「コルボ」を買い、オリーブ、果物、ハムまで買った。
友人TOMOは節約家でありました。折角買ったものを無駄にしたくないからと、私がそのレストランにちょっと行ってみたいと言い出したら、TOMOに少し躊躇された。
どうしてもサンセットタイムに、クーチョロに行きたかった私は、気の進まないTOMOちゃんを連れてテクテク海の方に降っていった。少し迷ったがレストランまで着いた時はまだ太陽は沈むまでには30分は掛かりそうな位置であたりも明るく、夕日が海をキラキラと黄金色に輝かせていた。
普段着というか二人ともジーンズ姿で、1歩その店に入った途端に、なんとなく違和感を感じた。
それもそのはず。
海が見える席は、ほとんどがカップルでしかも男性はジャケットを来ていて女性もおしゃれしている。
まずい…TOMOちゃんと私は顔を見合わせた。
ジーンズの普段着では、他のお客さんの雰囲気を壊すからやめようよ。とTOMOちゃんは云う。
だが、運ばれてきた皿に目が行くと、かにのスパゲティーがとってもおいしそうではありませんか。
カメリエーレもにっこり笑っているし。プレーゴ。(どうぞ)と言ってるし。
なんかすごくおいしそうだね。と私。
店の隅の方で夕日が沈むまで、少し食べて帰ろうよ。と言うことになる。私がわがままを押し通す。
料理は目で見れば、だいたい食べなくてもおいしいかどうかはわかるもので、このレストランはかなり
いい感じでした。だが、買出しした食材が気になるわびしい私達はそこで、シャンパンではなく、スプマンテをグラスで頼み、パルマ産の生ハムだというので、生ハムとメロンを注文したりして。
頼むものもイタリアの旅の初心者らしく初々しいでしょう?
残念ながら、その時あのおいしそうなかにのスパゲティーは食べなかった。
だから、いつかまたカプリに来た時の楽しみにとっておいたのでした。
後で思えば、あの時すでに2001年に澄子さんとカプリ島にツアーを計画するためのリサーチをしていたようでした。
'96年にイタリア旅行に行のを決めた時も、今回のツアーの時も何だか無性に「すっごく、イタリアに行きたかった。」
そして、その「すっごく」という感覚がこんな時は自分にとって大切なこと。ここまでなら違う。
とかその「すっごく」という感覚の微妙な違いを嗅ぎ分ける練習を日々しているのです。
私の自分自身の本当の心の声は、こんな「すっごく」の感覚でやってくるから。
私にとって、たかがイタリア旅行ですが、されどイタリア旅行でありました。
何だかわからないけど、自分の心の声に正直に耳を傾けてみてみたら、それが6年後に繋がっていた。

 話は2001年に戻って
カプリ島での最後の夕食は、絶対に「レストラン クーチョロ」で。と決めていた。
その子さんに事前に予約をお願いしていて、OKだった。
私達が宿泊しているホテルは東側なので夕日は海からは見えない。それに朝・夕食事をしているホテルのレストランからは海が見えない。せめて最後の日には、海に夕日が沈むのをゆっくり眺めながら夕食の時間を楽しんでもらいたかった。そして、それをカプリ島の最高の思い出として持って帰ってもらいたかった。もちろん、わたしの6年前に食べそびれたかにスパゲティーも食べたかったし、今回はちゃんとおしゃれしてクーチョロに行きたかった。
 

 
   
 
   
 
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